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たくさん作って、た・く・さ・ん・潰・す

米国経済は「たくさん作って、た・く・さ・ん・潰・す」局面に入っています。このモードに入った時のアメリカが一番強い。

去年は凄い年で1年に248件ものSPAC(特別買収目的会社)がIPOされました。全てのIPOのうち約半分がSPACだった。ところが今年は第1四半期だけで去年の実績を上回った。デタラメな資金調達が横行している。

これまでに上場された700社に上るSPACのうち期限である2年以内に合併先を見つけられるSPACは一握りだろう。後のSPACは「行かず後家」になり、すごすご投資家に資金を返すことに。

でももっと恐ろしいのは合併先を見つけ、「裏口上場」を果たした企業だと思う。9割が倒産するだろう。

「たくさん作って、た・く・さ・ん・潰・す」経済モデルは、暴力的な経済モデルだと言える。これが許される資本市場は世界広しと言えどもアメリカくらい。

前回、「たくさん作って、た・く・さ・ん・潰・す」モードにアメリカが入ったのはドットコム・ブームの時だが、あのときテクノロジー分野でアメリカの圧倒的リードが誰の目にも明らかになった。

いまアメリカはSPACブームでEV、宇宙などの分野で果敢に攻めている。今回も前回同様、株券が紙切れになるケースが続出するのは間違いない。

700社もあるんだ、ビューティー・コンテストに参加している企業が。綺麗な娘なんて掃いて捨てるほど居る。少しでも瑕疵のあるストーリーは、すぐに捨てられると思う。だからセンチメンタルになってはいけない。たぬきはベッドから蹴り出せ!

ベンチャーで大事なコトは「いろいろ、なんども、だめもとで試してみる事」。試行回数が多ければ多いほど、成功する確率が高い。アメリカのキャピタル・マーケッツは、そういう試行を可能にしている。

午後10:29 · 2021年3月14日

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