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野村HDの損失

オッケー。みんなよく聞いてくれ。野村HDの損失について説明する。

まず今回損失を被ったのは野村HDだけではなく、クレディスイス、モルガンスタンレー(僕のguess)、ゴールドマンサックス(僕のguess)、ドイチェバンク(?)など、多くの金融機関に渡っていると思う。 野村HDは単に率直に事態をいちはやく認めただけ。

証券会社の仕事にプライム・ブローカレージという業務がある。これは端的に言って「預かり」のビジネスだ。

証券会社のお客様が株を売り買いする……その現金や株券を保管するのがプライム・ブローカー。

現金や株券などの担保をベースに、信用取引で大きなポジションを建てることを許すこともしている。つまり信用の供与だ。

なぜ信用取引させる?=金利収入が、チャリンチャリンと入るから。それ自体はリスキーな業務ではない。

しかし……お金を貸して大きなポジションを建てさせてあげているときに人質にとってある担保(この場合株券)の価値が下がれば、、、担保価値以上にお金を貸してしまい、相手が破綻したら、お金が戻ってこないリスクが生じる。(注:最終的な損は未だ確定してない)

相場でいちばん痛い損を出すのは、下げ相場でのたうち回っている時じゃない! 高値で(ちぇっ!こんなことなら……もっと大胆にポジるべきだった!)と舌打ちしながら大きく振り込んだ時、「パコーン!」と草履でアタマを引っ叩かれる。

このオッチャンに先週起こったことは、つまりそういうことだ。我々個人投資家と、やっていることはたいして変わらない。つまりスケベ・トレードでひっかかったというわけだ。

彼はアへゴス・キャピタルのビル・ファン。一握りの銘柄(中国株ADRであることが多い)にデカいポジを取ることで知られている。

https://note.com/hirosetakao/n/n62f98667efee… 金曜日にそれらのポジションの多くが「強制決済」になった。それはこの記事に書いておいた。

youtube.com/watch?v=EGP3k7QX-0s… 実際に金曜日のトレードがどんな感じだった? ということは、この動画の冒頭部分15分で解説している。

リスクの観点から言えば今回は「株価下落による信用担保リスク」が発生。これが金融機関のカウンターパーティー・リスクや倒産リスクに発展することは無いと思う。

午後3:27 · 2021年3月29日