昔、黒人のジャズメンがきちんとスーツを着こなしていたのは、それが差別に対する鎧だから。
アジア人=弱者では、けっして無いです。それは場面によります。例えばアイビーリーグの大学とか行けばアジア人は弱者ではなく強者。プロフェッショナルの世界やシリコンバレーでもアジア人は優勢だと思います。 でも、そうであるがゆえにアメリカ人のアジア人を見る目は複雑かつ屈折しています。
有り体に言えばネイルサロン、ドーナツ屋、八百屋、中華料理店などで働いているアジア人はターゲットにされやすい。
それらの「サービス業」は、白人低所得者層とか黒人とかの脅威になりやすい。その点、ハイテクとか金融とかは、そもそもヘイトクライムをする層とは接点すらない。だからプロフェッショナルな身なりをすることが大事。
日本人は(なるべく目立たないようにすれば安全だろう)と考える。これが一番いけない。
僕の住んでいる処は基地の町です。だから軍人さんが多い。アラバマにも近いので人種差別は相当にあるほうだと思います。でも嫌な思いをしたことは一度もありません。もちろん、気を付けています。