金利急上昇

債券市場が安定するまでなにもしないで!

良く聞いて。まず10年債利回りの急上昇が止まり、債券市場が安定するまでなにもしないで!10年債利回りは僕が寝ている間に1.6%まであったらしい。

まだ激しい動きが収まってない。これが収まらない限り、仮想通貨トレードしようがハイパー・グロース株トレードしようが、うまくトレードするのは無理。ひょっとすると10年債利回りの動きが落ち着くのは現在の1.6%の水準ではなく、1.8%~1.9%かもしれない。

その場合、大きなダメージが長期金利の動きに敏感な仮想通貨、ハイパー・グロース株などにもたらされる。

今の債券市場が読みにくい要因として、インフレ期待そのものがぜんぜん変化していないにもかかわらず債券投資家が突然、債券を嫌気しはじめていること。普通、債券価格はインフレ期待(=実質金利)を足掛かりとして妥当水準が推し量られ、おさまりの良い水準が模索される。

いまはインフレ期待が全然動いてないのに債券価格があらぬ方向へと転がり出している。これは不安だ。全てが流動的で、ガラガラポンの収まりどころが予知不能。

いまは誰もが、いろいろなアセットを、うまくトレードできていない。こういうときは手を休め、あくせくトレードしないこと。

昨日の7年債の入札は歴史に残る悪いオークションだった。ビッドカバーはたったの2倍。なぜ「買い手がストライキを起こした」のかは、よくわからない。その反面、希望も無いことはない。

一例としてイールドカーブは、立ってきている。債券ファンド・マネージャーの立場からすれば、これは少し出動してみたい気になる水準。7年債利回りは1%、お隣の6年債利回りは0.80%だ。これはイールドにして0.20%の差があることを意味する。

それを債券価格の上昇という文脈に翻訳すれば、7年債をいま買い、1年間ホールドするだけで1.4%の価格上昇(=債券価格は債券イールドと逆の動きをする)が見込める。それに現在の7年債の利回りである1%を足せば、キャピタルゲイン(1.4%)とインカムゲイン(1.0%)で2.4%のトータルリターンになる。これなら、債券のファンド・マネージャーとして、満足の行くリターンだ。


債券は未だ激しく動いている。その動きが止まるまでは舟を沖に出してはダメ。

じっちゃま:Tweet 午後4:24 · 2021年2月26日

結論として、いまは手掛かりになるものが、なにもない。まったくの手探りの状況。こういうときはポートフォリオのリスクを落とし、あくせくトレードせず、無駄に体力を消耗しないこと。